病気・疾患

血液検査の基準値は「健康」の指標にはならない

血液検査の結果、もらうと数値が気になりますよね。ちょっと外れただけでも大問題な気がするし、外れていないと安心するし。でも実は

基準値=正常値ではない!

って知ってましたか?今日は血液検査の値がどうやって決められているのか、ホントのところをお伝えします。

血液検査の基準値は平均値

多くの方が勘違いしているのですが血液検査の基準値は【正常値】ではありません。実は血液検査の基準値は

血液を採取した人のうち95%が入っている数値

のことです。少し難しい表現をしますと、母集団の5%を異常値とみなしているだけのことなんです。

母集団の皆さんは本当に健康か

健康な皆さんの平均ならきっと健康な人のデータのはず。普通そうだろうと思いますよね?

母集団とされた人たちは、本当に健康な人達でしょうか?

血液検査の基準範囲を設定するときの除外要因…つまり「こういう人たちは健康ではない人なので、基準を作るときのデータからは外しましょう」とみなされる人は下記のとおりです。 

過度な飲酒ってどれくらい?

過度な飲酒をする人は不健康なのはわかりますが一体どれくらいから「過度な飲酒」なのかわかりますか?血液検査の除外基準によると

1日あたり日本酒2合以上の方は不健康ではない人

とみなされます。つまり、毎日1.5合の日本酒を飲む人のデータはみんなが信じてやまない健康の基準のデータになれます。他のお酒に換算すると

この範囲の酒飲みなら、毎日飲んでも基準範囲内に入れる「不健康ではない人」です。たしかにお酒は少量の無法が寿命が伸びるという論文もありますが…毎日こんなに飲んでる人私は不健康だと思いますけどどうでしょうか?

過度な喫煙ってどれくらい?

現状の血液検査の基準値を作成する基準としては、適量の喫煙者は「不健康ではない人」とみなされます。つまりちょっと吸っているくらいでは「不健康ではない人」とみなされます。ちなみに過度の喫煙者というのは

毎日 0
のタバコを吸う人

のこと指します。毎日19本のタバコを吸う人は指標になれる血液の人ということになります。

…喫煙は何本だろうと不健康だと思いますが。

実際、歳を取ると体を構成する細胞の中でY染色体がなくなっている細胞が増えていくのですが、それに関わるとわかっている唯一の因子はタバコです。

ファスティングは不健康?

私は体の重金属排泄や小胞体に溜まった不要なタンパク質の排泄を促すために定期的にファスティングをするのですがファスティングは少なくとも5日間程度の絶食をします。

5日もご飯抜くって過度な絶食ですよね?

つまり私は栄養学的に推奨されているデトックスプログラムをしているからこそ、不健康人間にカテゴライズされます。毎日ちゃんと食べすぎてミスコーディングされたタンパク質が体に溜まっている血液検査を基準として私達はお医者さんから生活の指導を受けているのです。

母集団は本当にたくさんの人数か

私達の大事な体の指標となる基準値ですからさぞかしたくさんの人間のデータを取って平均を出している。そう思いたい気持ちはよくわかります。が、データの基準となっている人は本当にたくさんの人数なのでしょうか?

ほとんどの方が知らない事実ですが、学会が推奨している基準値があるものをのぞきほとんどの血液検査の基準値はそれぞれの検査会社が作っています。しかも

会社の社員20人程度の平均で決めている会社もあります。

会社によってさまざまですが栄養療法の先生が調べたところによると20人~40人程度の人数の平均を基準値として使っている会社もあるそうですよ!そのため血液検査会社によって基準値は全く違います。

どうしてこんなに基準値が違うのか

上記でお示ししたのはフェリチンという検査データの一覧です。

フェリチンというのは一般的には体の中に蓄えられている鉄分の量を表します。ヘモグロビンよりも正確に鉄の保有量を表します。フェリチンは現代女性の鉄の摂取量が少ないことも影響して生理がアクティブな年代は全体的にものすごく低い傾向にあります。

 

一方閉経後には出血の機会が非常に減りますので少しずつフェリチンの値が回復してくる傾向にあります。仮に、検査会社が若い女性の多い会社の場合フェリチン値は低い基準値となります。一方閉経を迎えた女性が多い場合フェリチン値が高い基準値が出来上がります。

 

さらに、フェリチンは体の炎症が起こっていると上がる値でもあるので先ほどお伝えした除外要因に当てはまらないほどのじわじわとしたちょっとした炎症で値が変化している可能性があります。

 

つまり

基準値はあくまで参考程度の値

と、いうことです。

血液データの正常値は人それぞれ

同じものを食べて同じように暮らすお父さんとお母さんでも血液検査のデータって絶対に違いますよね。

 

性別の違いだけでなく、元々の遺伝的な問題や遺伝情報から発現させるさせない問題も含めて、ひとりひとりの平常時の血液の状態は違います。

 

コレステロールが小さい頃からちょっと高めという人は、他の人の平均よりはちょっと多くコレステロールを作れる体質というだけであって、正常から外れているから絶対に危ないという意味ではありません。

 

ただし、自分の体の傾向を日常から把握しておかなければ、自分の値が健康を示しているのか異常を示しているのかの判断ができません。

つまり定期的に血液検査などをして自分の数値の平均がどの程度でどのように動いているかを追っていくことがとても大切なんですよ。

オリジナル・自分カルテを作ろう!

あなたは自分のカルテを持っていますか?日本だと各病院でカルテを保持しているので自分のカルテを自分で持っている方は少ないと思います。

 

一方マレーシアだと自分のカルテは基本的に各個人が持っていて、どこかの病院にかかるときには自分で自分のカルテを持参するのが普通です。

 

自分がさまざまな医療機関にかかるたびに自分で情報をストックし、自分専用のカルテを作りあげていくことで数年前の自分と今の自分の変化を見比べることができるようになります。

 

自分カルテこそが最強の健康アイテムです。ちなみに私は数年前に入院をしたことがありましてその時から自分カルテを作っています。

 

MRIの結果やレントゲンデータもすべてCDデータに落として頂いています。ただし日本だとカルテ開示を希望するのは訴える準備とみなされるのでものすごく医療関係者に警戒されます。

 

でもお金を払えば必ずもらえるものなので私はもらっておくことをおすすめしていますよ!

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