ストレスが体に悪いことは今更言うことではないと誰もが経験的に知っていると思いますが
がんとストレスの関係は明確にわかっていない
ということはご存知でしょうか?実はこれまで、大規模な研究でがんとストレスは関係があるということまではわかっていたのですがどういう理由で関係があるかはわかっていませんでした。
それをなんと!岡山大学の研究チームがはっきりさせたとのこと!今日は美容でも予防医療でもなく病気…特にがんのお話をいたします。
ストレス状態とは、交感神経イケイケの状態

交感神経と副交感神経という言葉はすっかり認知度が高まりまして、一般の方でも「副交感神経はリラックスの神経」「交感神経はイケイケドンドンな感じ」と理解している方が多いです。まさにそのとおりで、副交感神経は緊張が解きほぐされたときに働く神経で
交感神経は
臨戦態勢であり
戦闘態勢であり
危険な状態であり
興奮状態である場合に働く神経です。

交感神経が優位だと戦う前提の体になる
交感神経が優位な状態が続くと顆粒球が増えます。すごく増えます。かなり増えます。顆粒球とは、白血球の一部のことで、顆粒球の中には、好中球・好酸球・好塩基球などが含まれます。白血球は細菌やウイルスなどの侵襲者を駆逐するために働く、いわゆる免疫細胞達です。


顆粒球は活性酸素を発生させる
活性酸素と聞くと諸悪の根源のような気がしてしまいますが、活性酸素は体の免疫機能になくてはならない存在です。
顆粒球は体に入ってきた侵入者を自ら食べて、そして自らが発生させた活性酸素で侵入者を殺します。

問題は活性酸素の量!
活性酸素自体は体になくてはならないものなのですが、問題はその量です。交感神経が優位な状態がずっと続くと、顆粒球がずっと生まれます。顆粒球は活性酸素をぶつけるべき侵入者が来るはずだと準備して待っています。



活性酸素は、細胞のDNAを傷つけることで有名です。DNAが傷ついた細胞は自分で死を選ぶ、いわゆるアポトーシスを起こすのですが、過剰に活性酸素が湧いて過剰にDNA傷ついた細胞が生まれると、アポトーシスを起こせない遺伝子を持った細胞が生まれます。
そんな細胞のことを、がん細胞と言います。
自律神経ががんまで伸びることを発見
さらに!岡山大学の研究チームは、乳ガンの増大に伴って乳がん組織の中に自律神経が伸びていくことを発見しました。

そして、直接がんまで伸びた自律神経が、がん自体の増殖や転移に強い影響を及ぼすのだとか。さらに交換神経の密度が高い患者群は副交感神経の密度が低い群に比べて生命予後が不良だということがわかりました!つまり常日頃
イライラしている人
時間に追われている人
プレッシャーが強い人
なんかは、がんに侵されやすいし、侵されたときに病状が進行する可能性が高そうですね!
まとめ
慢性ストレスがガンを悪化させると明確にわかったところで、現代はいっぱいストレスがありますよね!慢性的なストレスから逃げることのできない私達は一体どうしたらいいのでしょうか?

実は私達は体の中にちゃんと抗ストレスホルモンと呼ばれるホルモンを持っています。抗ストレスホルモンにしっかり働いてもらうことができれば、ストレスによる影響を最小限に留められます。
抗ストレスホルモンをしっかり出すために必要な対策は様々ありますが、そこにはビタミンCが大活躍します!ブイシマンはやっぱりビタミンCが大好きです!