ビタミンの歴史は、最初、1911年ににカシミール・フンクという生化学者が「よくわからないけど成長に必要な因子」を発見したところから話が始まります。その因子が不足すると脚気という病気を起こすことをフンクさんは発見し、この発見した新しい因子は
という意味を込めて、ビタミン(Vitamine)という名前をつけました。(この当時は語末にeがついていましたが後々とれちゃいます。)
つまり、ビタミンというのは語源からして【生命に必要なもの】という意味なんですね。
その後、アメリカのエルマー・マッカラムという人がさらに研究をすすめました。実験をした結果
ということを発見しました!
余談ですが、マッカラムさんはなんと世界で初めて実験にマウスを導入したという人!この人のおかげで研究分野の進みが早くなったと言っても過言ではないほどの先進的な人なんですよ!
マッカラムさんが当時発表した水溶性Bと、昔フンクさんが発見したビタミン(vitamin)は同じものでした。
なお、この時マッカラムさんが発見・命名した脂溶性A因子は、のちのビタミンAです。
マッカラムさん、ビタミン発見は2番手なのに、自分が見つけたビタミンにアルファベットの最初の文字をつけることに成功したんです!く〜策士っ!このマッカランさんの横取り一番先頭作戦により、最初に発見されたビタミンがなぜかB群の位置に落ち着いたのです。
フンクさん、悔しいでしょうね〜!