夜間頻尿の原因はカビ!?
「カビって…はぁ( ゚Д゚)?」
と思った人も多いかもしれませんが、臨床的な事実です。カビと聞くと、お風呂のパッキンが黒ずんで見た目が汚いのよね。くらいにしか思わないかもしれませんが、そのカビが出しているカビの毒(マイコトキシン)は空気中に常に漂っていて、私たちの健康に大きな影響を及ぼしています。
カビの毒について、あまり聞き馴染み長いかもしれませんが、どれくらい常識かというと、美容皮膚医療の世界で言えば
日光がシミの原因になるというくらいの常識レベルです。
カビの毒は本当に恐ろしい
別に夜の頻尿で起こされたりしていないという方も、カビの毒(マイコトキシン)についての知識を持っていたほうが賢明です。というのも、カビの毒(マイコトキシン)は
今日明日突然どーんと体調不良になるものではなく
じわりじわりと不調を起こすから。
カビの毒(マイコトキシン)は、わかりやすい診断名のつく病気をすぐに引き起こすものではなく、健康とは言えないけど病気とも言えないという症状、いわゆる未病と呼ばれる状態の原因になっていることもあります。自分が不調になっていること自体に気が付きにくいのがカビの毒(マイコトキシン)の影響の特徴です。
カビの毒で起こる症状
カビの毒で起こる症状は以下のものが有名です。夜間頻尿も臨床上よくある訴えの一つだということを、2020年12月セリスタセミナーにてスクエアクリニックの本間良子先生がおっしゃっておられました。
- 疲労 脱力 頭痛
- 集中力の低下 めまい
- 認知機能の低下
- 光過敏症 霧視
- 腹痛 下痢
- 食欲のムラ 気分の起伏
- 寝汗 体温調節の乱れ
- 筋肉痛 関節痛 朝のこわばり
- 光線過敏
- 夜間頻尿
特に日本はカビの毒だらけ
カビが繁殖しやすい気候風土であっても、通気性の良い木材の家に住む習慣のあった時代は問題はありませんでした。しかし現在は、密閉性の高い住宅が増え、換気を積極的に行わない人も多く、部屋の空気はじめじめしたまま滞留してしまいます。
さらに食糧を海外輸入に頼っていることもあり、船で運ばれる途中でカビ毒が発生していることも問題視されています。さらに、自宅で保存している食料品が、知らず知らずのうちにカビの住処になっている機会が多いのも日本の特徴です。
加湿器でさらにカビが
さぁ大掃除をしよう
日本にいる限り、カビ毒は避けられません。では一体どうしたらいいのかというと、できるだけカビが増えないように気をつけること。そして増えてしまったカビを家から追い出すことです。
答えは簡単!大掃除をすればいいんです!
まず窓を開けよう
冬場の大掃除だと、寒いから窓を開けるのは最小限にする方もいます。
窓を開けない掃除はリスクの高いお掃除方法です。
大掃除をすると棚の奥や家具の後ろにたまったカビの胞子やカビ毒(マイコトキシン)が舞い上がるので、一時的に普段よりもカビ毒に犯された空気になります。この汚れた空気を直接吸わないためにも、まずは窓を大きく開けましょう。
窓のサッシを拭こう
今、窓を触ってみてください。結露ができている方。きっと窓のサッシにカビがコロニーを作ってすくすくと成長しています。これは日頃から換気が足りず、かつ加湿しすぎのサインです。窓のサッシは大掃除としては地味な部分にはなりますが、窓のサッシを綺麗にするのはカビ毒対策としてとても効果的です。
洗濯機を除菌しよう
洗濯槽の中はカビの温床と呼ばれています。日頃ケアをしていない洗濯機で洗った服はカビ毒だらけです。たっぷりのカビ毒を身につけていれば、四六時中カビ毒を吸っている状態ともいえます。大掃除の際に洗濯槽までしっかり掃除することは、カビ毒対策として効果的です。日頃のケアとしては洗濯が終わったらすぐ取り出して蓋は開けておくこと。また乾燥機がついている人は定期的に乾燥を使うことでカビが自然に繁殖するのを防ぐことができます。
納戸の乾物は定期的に捨て去ろう
すでに封を開けているけど賞味期限内のそうめん
最後まで食べきっていないナッツ
使い切っていない小麦粉
そんなものたちが納戸に封印されている方もいるはずです。しかし納戸は通気性の悪さと日本特有の湿度、そして水回りであることも重なってカビ毒が発生しやすい場所です。日本の納戸の奥深くにしまったものには大なり小なりカビがついていると思っていただいて結構です。大掃除の時くらい、思い切って捨てましょう!