ダメだとわかっていても別れられない…。
そんな事情があるのが人の世の常ですね。
よく精神的なケアを専門とする職業の人は、
「相手のことは変えられない。自分が変わるしかないのよ!」とサポートするようです。
でも、本当に暴力的な人をそうでない人に変えることはできないんでしょうか?
亜鉛と銅のバランス悪化が暴力行為の原因かも!?
![](https://nagalife.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2019-07-15-12.52.55.jpg)
体内の銅・亜鉛バランスと暴力行動に
強い関連性があるというお話は随分前から論文発表されています。
1997年発表の論文になりますが
犯罪にまで発展してしまった極度に暴力的な男性とそうではない男性
それぞれ96人に対して
体内の銅と亜鉛のバランスを調査をしています。
その結果はこちら!
![](https://nagalife.com/wp-content/uploads/2020/08/1.jpg)
温厚な人は亜鉛と銅がほぼイコール
という結果が出ているんですね!
年齢・人種・経済状況といった
論文結果に影響を与えそうなこと(交絡因子っていいます)は
きちんと統計学的な処理をされているので
純粋に亜鉛と銅のバランスが暴力行動に結びつくことが発見された
非常に貴重な研究論文です。
つまり
とても暴力的だったり困った性格だったりしても
単に持って生まれた性格の問題と片付けるのは早いということです!
DV野郎の行動パターンはまさに亜鉛不足!
さて今日の本題であるDVをする人についてですが、DVをする人の特徴は
■いつもは温厚
■ときどき暴力
■そして猛烈に優しくしてくれる
というのが基本行動パターンです。
実は、温厚→爆発して暴力→優しくなるというのは
典型的な亜鉛不足・銅過剰の行動パターンにあてはまります。
![](https://nagalife.com/wp-content/uploads/2020/08/亜鉛と暴力の関係.jpg)
上記の表は
24組の兄弟のミネラルバランスの解析をした結果です。
亜鉛が多く銅が少ないタイプの人は
いつもは温厚だけどもカッとなって暴力をふるい
その後後悔するという行動を示してしまう人。
まさにDVをしてしまう人とぴったり当てはまる症状ですね!
![](https://nagalife.com/wp-content/uploads/2020/08/暴力後に後悔.jpg)
DVをしてしまう人
はそのカッとなることを止めることができず
それでいて自分がやってしまったことに非常に後悔するため
暴力後は過剰に優しくしてくれるんですね。
つまりDV野郎のDV後の優しさは愛ではなく、懺悔です。
![](https://nagalife.com/wp-content/uploads/2020/08/ストレス.jpg)
逆に亜鉛が多くて銅が少ないタイプの人は
いつも攻撃的で挑戦的で、しかも残酷です。
どちらにせよ、銅と亜鉛のバランスが
こんなに性格に影響を与えることをご存知でしたか?
なんで亜鉛が少ないとカッとしてしまうの?
体内の亜鉛保有量が少ないと
カッとなって暴力的になるのには
きちんとした生化学的な理由があります。
![](https://nagalife.com/wp-content/uploads/2020/08/ブラザーイオン.jpg)
実は体内に亜鉛が少ないと
体内の銅の量が増えてしまいます。
銅と亜鉛はブラザーイオンといって
どちらかが下がるとどちらかが上がる
まるでシーソーのようなバランスで成り立っているイオンです。
ベストバランスは銅と亜鉛が【1】:【1】
このバランスが崩れて
体内の銅の量が上がってしまうと
闘争のホルモンであるアドレナリンを
大量に作る体になってしまいます。
オラオラホルモン・アドレナリンができるまで
![](https://nagalife.com/wp-content/uploads/2020/08/アドレナリンができるまで.jpg)
上記図は、お口から摂ったアミノ酸が
どういう道を通ってアドレナリンになるのかを示した図です。
アドレナリンとは
闘争のホルモンと言われるオラオラホルモンのこと。
基本的にはピンチのとき、攻撃的にならなくてはいけないときに
体が防御反応として分泌するホルモンです。
いわゆるカッとなった瞬間にはどばーーーーーーーーーと出ています。
その逆もしかりで
ピンチでも攻撃的になるべき状況でなくても
アドレナリンがなぜだか体にたくさんあるときは
今ピンチのときであり
今攻撃的になるときのはずなので
今カッと怒るべき時である!
と、脳は判断します。
銅がたくさんあるとアドレナリンがどんどんできる
![](https://nagalife.com/wp-content/uploads/2020/08/銅過剰.jpg)
10円玉の材料としておなじみの銅ですが
ドーパミンからノルアドレナリンに変化するときに必要なミネラルとして有名です。
銅が体の中に過剰な状態になると
ドーパミンからノルアドレナリンにたくさん変換してしまいます。
ノルアドレナリンが体にたっぷり。
それはアドレナリンの原料が多いということですので
当然アドレナリン量も増えやすくなります。
![](https://nagalife.com/wp-content/uploads/2020/08/銅過剰の状態.jpg)
体の中に銅が多い状態は
アドレナリンを大量に作り出しやすい状態ということ。
そしてアドレナリンによって脳は
近くに攻撃するべき対象がいる状態だ!と判断してしまうんですね!
アドレナリンが分解できればいいのでは?
アドレナリンがたくさんできても
それと同じくらいアドレナリンの分解が早ければ
アドレナリン過剰な状態にはなりません。
しかし、そう簡単に分解できないのが現代人。
実はアドレナリンが分解されていくためには
マグネシウムが補酵素として必要です。
今、現代人でマグネシウムが足りている人はほとんどいないのが実情です。
![](https://nagalife.com/wp-content/uploads/2020/08/マグネシウム.jpg)