気になる体重の減り具合について
ホルモンやミネラルバランスの状態、運動習慣の有無によって異なりますが、通常の方だとおおよそ3〜5Kg、女性が2〜2.5Kg程度落ちます。
具体的な症例写真をお見せします!正確性を担保するために比較写真では骨盤の位置を合わせるようにしました。これだけの皮下脂肪を運動だけで落とそうと思ったらどれだけの努力が必要なんでしょうね!
本当に脂肪が落ちたのですか?
逆にファスティングによって落ちた体重は1キロ程度は必ず戻ります。それは
ファスティングによって完全に枯渇したグリコーゲンを
肝臓と筋肉に再び蓄えるからです。
グリコーゲンは、いわば非常食のようなもので、ケトン体代謝が回っていないときの重要なエネルギー源。ファスティングをしてケトン体代謝を回し始めるまでにタイムラグがあるので、その間身体を動かすための大切な栄養源となっていました。ファスティングが終われば再び非常食を体に詰め込みますので、まずこのグリコーゲン分が戻ります。あとは食事が再開されるので
食べ物の残り(いわゆる便)
が通常状態に戻ります。この2つを合計しておおよそ1キロ体重が戻ります。
ファスティングでの体重減少の平均は、男性が3〜5Kg・女性が2.5〜3g程度ですので、ここから1Kgを引いた減少分はほぼ脂肪です。しかもそれは落としにくい皮下脂肪です。下図のように毎日コンスタントに体重が減少がするのは、脂肪をエネルギー源にしているに他ならないのです。
体重が落ちる人と落ちない人の差は?
副交感神経が優位でリラックス状態になるのが上手な方
代謝を止める有害金属が体にない方
腸環境が良くビタミンB群がしっかり腸で作られている方
代謝に関連する甲状腺ホルモンがしっかり出ている方
は痩せやすいです。逆にこのような状態にない方は代謝が回らないので体重の落ちが悪いです。とはいっても、もっとも大切なのはファスティング中にどれだけ多くのエネルギーを消費できるかです。ファスティング中は、活動するためのエネルギーを脂肪を分解することで賄います。つまり、いつもと違って
動けば動くほど脂肪が燃えるラッキータイム
なので、脂肪が燃焼しやすい有酸素運動がとにかくおすすめ!体内温度が37〜38度近くまで上がった時、人は最も代謝を活性化させるので、岩盤浴や入浴で体温をあげることも脂肪を落としやすくする方法の一つです。
下図は4日目に生理がきてしまった症例の体重グラフです。
通常生理前は黄体ホルモンが分泌されるため血糖値のコントロールが難しく太りやすいといわれますが、上手にファスティングを行った結果、生理前でも順調に体重は落ちました。生理1日目、2日目はむくみが強く出たため、グラフ上体重が増加したように見えますが、その後有酸素運動を追加した結果無事に体重を落としています。