食べ物・お料理

(遺伝子組換えでない)の表示がなくなる!?

食品の安全にこだわる人にとって、遺伝子を組み換えた植物原料を使っているかどうかは気になるところですよね。私たち消費者にとって、遺伝子組み換えの植物を使っているかどうかを判断するための唯一のヒントは食品表示の部分です。

諸外国と比べた食品表示

一言で言うと、諸外国と比べると

日本の食品の安全性の基準はかなりゆるいです。

植物原料の加工品

ビールのコーンスターチや植物油のような、分解して元のDNAの状態が分からないもののことです。それについては遺伝子組み換え植物を使用していても表示義務自体がありません。

植物加工の食品

ある大規模大豆業者さんが遺伝子を組み替え大豆と組み換えていない大豆どちらも生産しているとして、遺伝子組み替え用とそうでないもの用に収穫から選別までに使用する機械や場所を100%分けることは難しいです。現実、同じ機械を使って収穫・選別をします。そうするとほんの少しだけ混じってしまうことがあります。

そのことを【意図せざる混入率】といいますが、この基準が日本は諸外国に比べてとてもゆるいです。最も厳しいEU0.9%未満。韓国でさえ3%なのに、なんと日本は5%までOKなんです。20粒の大豆のうち1粒は遺伝子組み換え大豆を使っていても問題ないというレベルの基準値です。

厳しすぎて逆に困った!

食品の安全基準に関する検討会にて「あんたらそんなにうるさいなら厳しくしようじゃないか!」ということで、

なんとEUの0.9%以下よりも

さらに厳しい【不検出】まで

基準が引き下がります。

もう一粒の遺伝子組み換え大豆の混入もゆるさんぞ!!ということです!

不検出ではないと(遺伝子組み換えでない)と書けないということは、(遺伝子組み換えでない)と記載しているのに意図せざる混入によって

0.00000000001%でも

遺伝子組み替えのものが混入していた場合には

違反表示で罪に問われてしまいます。

せっかく高い原料費を払って遺伝子組み換えでない材料を輸入しても、意図せずして遺伝子組み換え大豆が混入してした場合、食品の表示違反になります。基準が厳しいEUですら0.9%を認めているのに不検出はかなり高いハードルです。つまり、恐ろしくて(遺伝子組み換えでない)と記載ができないのです。

遺伝子組み替えている大豆を使った商品でも気を使っている商品でも区別した表記ができないのなら、安いし遺伝子組み替えてる大豆を使おうという業者さんが出てもおかしくないですよね。こうやって、遺伝子を組み替えていない大豆を選択したいユーザーは選択するためのよりどころがなくなるのです。

2023年4月1日から新ルール

この表示のルールの変更は202341日に施行されます。以降は欄外に【主成分の大豆は遺伝子組み換えのものと分けて管理したものを使用しています】のような文章が入ります。

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