低血糖って?
低血糖とは、体をエネルギッシュに動かすために必要不可欠な血液中の糖分が、血液中に本来あるべき糖分量よりもどんどんと下がっている状態のことです。具体的には80mg/dLを下回ると症状がでるといわれています。
一般的な症状として
- 冷や汗をかく
- 手が震える
- ふらふらする
と、言われますが、日頃から低血糖気味の方は症状がでないことがあります。そのため自分が日頃低血糖を起こしているかを自覚する事がむずかしいです。でも実は隠れ低血糖の方が現代人にはとても多いです。
ファスティングは血糖値を安定させることで空腹を感じないように過ごすというのがポイント!そのため日頃から低血糖があったり血糖値の乱高下が起こっている人は、もちろんファスティング中も血糖値を安定させるのが少し難しいので、空腹を感じやすかったり不調に見舞われたりします。
日常生活で低血糖が起こるとどのような症状が起こるかは下記の通り。
- 昼食後に眠くなる
- 夜中に目が覚める
- 歯ぎしりをしている
- 食いしばりがある
- 悪夢を見る
- 甘いものをよく食べる
- 甘いものが無性に欲する
- 夕方16時ごろに口寂しくなる
甘いものをよく食べたりするのは女性特有のことだと思っている方もいますが、それは女性の方が筋肉量が少ないためグリコーゲンが蓄えにくいため低血糖が起こっていて、それを補完するために甘いものを欲している可能性も大いにあります。
このような症状がある方は、日ごろから低血糖を起こしている可能性があり、ファスティング中はより頻回に酵素ドリンクを飲んで一層血糖値に留意する必要があります。
対策
ファスティング事前準備
日頃から低血糖起こしてしまう原因の1つに、鉄分の不足が挙げられます。
現代の日本人に置いて2人に1人は絶望的な貧血と言われているほど日本人女性の貧血は深刻です。
また腸環境が悪かったり、食生活が悪かったりするとビタミンB群が不足しがちになり、代謝が滞り、血糖値の安定が難しくなります。
低血糖の方に起こりがちな症状に自覚がある方は、ファスティングをする前に鉄分ならびにビタミンB群をしっかり摂取しておくことが大切です。
加えて、空腹時間が極端に長いような食生活だったり、お菓子や炭水化物を一気に食べる食生活は血糖値の乱高下を起こすので控えましょう。
ファスティング中の対策
もし、ファスティング1日目や2日目の目覚めがすっきりしなかった、適正量の酵素ドリンクの摂取量をしているのに急にお腹がすいて仕方がない!などファスティング実施中に血糖値の揺らぎを感じ、低血糖を起こしていると自覚をした場合は、血糖値を安定させるためにさらにこまめに酵素ドリンクを飲むことが重要です。
また体が冷えると代謝が滞るし、抗ストレスホルモンであるコルチゾールを無駄遣いしてしまいますので、ますます血糖値が不安定になりやすいです。しっかりと体を温めることも低血糖対策には大切です。