飲む日焼け止めはメラニンを破壊しない
飲む日焼け止めと聞くと、メラニンがたくさん生まれた肌を脱色するようなイメージを持つ方がいますが、飲む日焼け止めは美白剤とは違います。飲む日焼け止めは直接的にメラニンを破壊するような効果はありません。
通常の塗るタイプの日焼け止めも、日焼けをした肌を美白するものではなく紫外線をブロックすることでメラニンができるのを避けます。それと同じで、飲む日焼け止めは飲むことで紫外線をブロックしてメラニンの生成が起こらないようにするものです。
飲む日焼け止めの原理
む日焼け止めについて学ぶためには、まずなぜシミができるのかを知らなくてはいけません。
メラニン以外で皮膚を守る成分
メラニンは最強の紫外線ブロッカーです。ただ、最強ではないけれど防御壁として働く成分は他にもたくさんあります。
紫外線A波のブロック成分
- ビタミンA
- NADH(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)
- グルタチオン
- ビタミンD
- リボフラビン
- トリプトファン
紫外線B波のブロック成分
- ウロカニン酸
- ビタミンE
- ビタミンD前駆体
- AGEs
A波B波両方&強力なブロック成分
- ビタミンC
- リコピン
です。いわゆる抗酸化物質と言われるものが多いですね。これらの成分が肌に豊富にある人は、メラニンを大量に作らなくても紫外線のブロックとフリーラジカル対応ができるので、メラニンの塊であるシミができにくいんですよ。
飲む日焼け止めとは強い抗酸化物質サプリメント
飲む日焼け止めは、先ほどお示しした抗酸化物質などを豊富に含んだサプリメントのことです。成分によって肌にすぐに到達するタイプだったり肌の細胞に蓄えられるタイプだったりという違いがあります。でも基本的にはどれも抗酸化物質サプリメントだと考えて大丈夫です。
飲む日焼け止めで黒い髪になる?
2020年12月現在、白髪になる原因は明確にはわかっていません。しかし脱毛も白髪も、毛根周囲の酸化ストレスは大きく影響していることはわかっています。つまり内側からの抗酸化力を高めれば、脱毛も白髪も食い止められる可能性があります。
毛根は真皮にありますから、飲む日焼け止めが届きやすい位置にあります。あくまで可能性の話ですが、強力な抗酸化物質である飲む日焼け止めをずっと継続的に飲んでいたら真っ黒の髪の毛が生える日もくるかもしれませんね!