


最近報告された化粧品トラブル

米国で販売されている化粧品の多くにPFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)が高濃度に含まれていて長年使われてきたのですが、実は2021年に入ってから深刻な健康問題を引き起こす可能性があると判ったばかりです。
話題のPFASとは?

PFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)というのは、1950年代から使われている化粧品の耐久性を高めて伸びを良くする化学物質の総称です。
これ、化粧品専用成分と思ったら大間違い
実はワックスや塗料、洗剤にもたくさん含まれています。一番身近なのはフライパンのフッ素加工です。



PFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)はフライパンのフッ素加工にも使われる身近な化学物質ですが、【永遠に残る化学物】と呼ばれるほど分解が遅いのが特徴です。
がんなどとの関連性報告済み
永遠に残るとまで言われているPFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)は、実は甲状腺疾患、精巣がん、高血圧、免疫毒性などかなり幅広いさまざまな病気に関連していることが証明され、報告され済みです。


PFASは化粧品にたくさん使われている

PFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)がよく使われている化粧品の割合の調査によると、ファンデーション(63%)、アイメイク製品(58%)、リップ製品(55%、リキッドリップに限ると62%)、マスカラ(47%、ウォータープルーフ・マスカラに限ると82%)。つまり
落ちない!よれない!と巷で人気の商品は
その分だけ未来に負債を抱えることに!
PFASを避けるのは難しい


世界的にも超メジャーに使われているNEW毒性認定物質・PFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)。これを機にPFASは避けておきたいなと考えてもそれはとても困難です。なぜなら
化粧品類のラベルには
PFASの混入について書く義務がない!
そのため、ラベル見てもほぼ書かれていないため、知る術がないのです。


最もシャイニングする金属・ビスマス

問題が報告されている化粧品成分は一つではありません。近年注目されているのはビスマスです。非常に綺麗な鉱物で毒性も低いため、最近の綺麗な発色の化粧品にこぞって使われている鉱物ですが、実はミトコンドリアやリソソームという細胞の中の一部分に傷を直接つける可能性があることが判ってきました。その何が問題かというと
肌の代謝を落とす元凶になるということ!
2017年発表の論文によると、シャイニング鉱物・ビスマスによって体の最強の抗酸化物質と言われるグルタチオンやSODと呼ばれる抗酸化物質達のレベルが下がるそうです。


世界では超メジャー・鉛


化粧品の発色やキラキラは鉱物が由来なのですが、その中でも鉛が含まれるものが日本だと多いですね。日本人が水銀=怖いものと昔から擦り込み教育されているように、アメリカは鉛について教育されていて、法律でも厳しく取り締まられています。アメリカ製の化粧品には鉛Freeとあえて記載しているものもあります。
まとめ

